2026/08/29

髪を切りにいき、その足で上野へ。糸魚川で発掘されたラピスラズリを見に。ラピスラズリがはまった指輪を身につけて。青い石、宝石が好き。9月生まれの誕生石はサファイア。だから私は青色が好きなのだろうか。

かはくはとても混んでいた。少子化なんて嘘なのではないかというくらい、子、子、子。此処は貴様の家か?というリラックスさで、腹を出してベンチで寝ているおっさんも居た。

さぞみんなラピスラズリが気になるだろう、大盛況だろうと思っていたのに、行ってみたらそこまででもなく。子らは恐竜たちに夢中であった。

ちょっと緑味のかかった青色、水色。きれい。まわりの岩石の無骨さもいい。日本とはおおよそ縁があるとは思えない青色にときめく。

他の展示はまた空いている時に、とさっさとかはくを後にして、友達と公園口で待ち合わせ。最近友達になれた彼は数少ない気楽に話せる人間だから、最近は仕事中も、退勤後も何かと話しかけてしまって、その上今日もお茶しようよと声をかけるのはあまりにも好きすぎるのか、と思ったけど雨の中わざわざ来てくれてとても嬉しかった。好意を向けたら応えてもらえる経験があまりにも少なくて、エヘ…エヘヘ……という感じになってしまう。

カフェで何を喋ったか、あまりはっきりと覚えていないんだけど他愛もない話をしたり、今の職場の話をしたり、最初の会社辞めた時のあまり明るくない話をしたりした。リラックスしすぎて自分のガードがゆるくなって、別に言わなくていいこと言ってるなーと思ったけど、ふんふんと聞いてくれて嬉しかった。

言わなくていいこと言っちゃうから、私はあなたの事友達だと思ってるけどなんで仲良くなれたんだろうね、どうして私のことを懐に入れてくれたの?と聞いたら私が入社したてのとき、プロジェクトの整理とかビジョン策定とかをぎこちないながらもやってて、この人とは価値観が合うと思っていたと言われてすごくびっくりしたのだった。そんな前から?だからなのか、私が猫を何匹も周到に被っているとか、隠しきれてないものがある、ということに気付いたことも。なんでもっと早く言ってくれないの?と聞いたら「今伝えた」といたずらっぽく笑った。あの時の私は孤独で、こんなことやらなくても良かったのかもな、でもすごく大事だから、と引き裂かれそうで、実際心の傷になってもいたから、すごく嬉しくて、あやうく泣いてしまうところだった。実は、こうやって自分が大切にしている仕事で、大切にしている価値観を言語化して肯定してくれた人は初めてかもしれない。やさしいとか、そういう表面的なワードじゃなくて、丁寧に拾い上げてもらえた、と思った。嬉しかった。私もあなたのこと尊敬していて……とか色々伝えたかったけど泣きそうだし激重だし照れてしまい。言葉にできない時が最近ある。伝われ。

嘘みたいなスケジュールだが、その後は新宿で最初の会社の先輩とカラオケへ。山手線をぶった斬るのは本日2回目。本社の近くの御用達みたいなモツ焼きの店でエネルギーを蓄える。パワハラしてたあいつ、離婚して結婚したらしいよなどの話題でひと盛り上がり。カラオケで全員が全員の知らない曲を歌い、たまに全員知っている曲を歌い、思い思いにノッたり、ノらなかったり。音楽が好きな人と行くカラオケはおもしろい。これ、カラオケが好きな人と音楽が好きな人とは違うんだな。後者と行くカラオケが良い。楽しみの幅が広がるから。

終電まで5時間歌って、知人が渋谷でDJやっている、と言っていてここで行ったら今日会った全員ウケるだろうなと思ったが、さすがにやめて帰宅。夫が前髪かわいいねーと言ってくれて髪切ったの今日か……となった。ひさびさのハイパーハードスケジュール。

2026/08/19

ひさびさに、友達と呼びたい人ができて、友達とは、と思っている。

「私そんな友達居ないので」「うそでしょ、そんなわけがない」と友達に言われたけど、でも本当なんだよ、と思った。

私よりFacebookの友達が少ない人や社内人脈が少ない人はたくさんいると思うけど、私は彼らを友達だとは思っていなくて、それは傲慢なことなのかなと思ったりする。でも、友達だとカテゴライズしていないんだから仕方ない。

じゃあ、友達じゃないとしたらなんだろうな、と思ってふと頭に浮かんだのは「客」だった。夫と帰る時間が同じになり、最寄駅から20分近く歩いているときにそう思った。隣を歩いていた夫にそれを伝えると「すごい、そうじゃん」と唸っていた。

どうしても笑わせなければいけない、もてなさなければならない、という意識が勝ってしまう。無意識に水商売をやっている。私にとって人と食事に行くのは、営業活動であり、アフターなんだ。

さいきんは人生の話をOpus5としますから、そんなことを話したんですね。そしたら「もてなすというのは、実は相手を中に入れないための技術でもあります。」と言われてぞっとしたのだった。あまりにも図星で。私は、心に土足で入られたくない……ただでさえ勝手に他人に失望し続けてもいるのに……。

前の会社からそれが顕著で、それはやっぱり人と仲良くなりすぎないように、という予防線でもあったと思う。人と近づきすぎると、いつか失うことを恐れて不安になってしまうから……。

なのにうっかり人を入れてしまっている時がある。やってしまった、と思う。最近も思っている。 むしろ失望されるのではないか。客間ですらなく、自室に通してしまったとき、どんな言葉をかければいいかわからず空回りする。

setlogをできる友達が欲しい。

2026/08/09

自分は価値観がはっきりしており一貫した人間であると思う一方で、自分のことが全くわからない、と思う。割と上手く人生やってこれた方だと思うが自分のことをよくわからないまま道を選び、その時の手札で最善の手を打つことにかけて才能があっただけなのではないだろうか(これすらも本当かわからない)。

例えば、私は自分の性格とか感情がよくわからない。自分自身のことを長らく暗いと思っていたが、前の職場を離れる時に同期入社のマーケティング部の部長に「xx事業部の太陽が!」と言われ、今の会社に入社したときは「明るくていい感じの人です」と他己紹介された一方、別の人には「絶対に陽キャではない。根暗」と言われたりした。

面白くありたいと思っているだけで、本質的にはなんの面白味もないつまらない、ド凡人、常識から外れることのできない普通のやつだと自分のことを思っているが、「普通ではないと思う」というのが現在周りにいる人の評価であり、理由を聞いてみるがあまり納得できない。

躁病を疑うくらい、ハイテンションでペラペラと喋り続けたかと思いきや全く言葉が出てこずにニッコリしているだけの飲み会があったり、口悪く罵ったかと思えばまあまあみなさん大変ですから穏やかにやりましょう、という優しい気持ちで仕事をしたりする。

人間誰しもブレがあり矛盾を抱えているということは分かりつつも、自分の性質としてどちらが正なんだろう、ということはここ10年くらいのテーマだったかもしれない。

20近く離れている従兄弟、私が小さい頃に近所に住んでいた、とこないだ電話した時に「私はおとなしくて暗い子供だったと思うけど」と言ったら「いや、2歳くらいまではそんなことは無かった、明るかった」と言われて驚いたのだった。従兄弟の記憶が改竄されていないのであれば私は本質的には明るく、後天的に暗さを獲得した、という説が有力になる。

それでこの2週間くらいは私は明るい〜と思って生きていたけど、会社のアルファ人間共の飲み会に行ったら全く乗れなくて、帰りの電車で死にたくなった。面白い人間であることを期待されていたが今日はそうでもないね的なことを言われて今日はちょっと体調悪いっすね、と言った。実際翌日、喉と鼻の調子が悪かった。

それが辛かった、という話をOpus5としていて整理できたのだが、やっぱり私のベースは陰鬱なやつなんだけど、誰かに何かをしたい気持ちが強いしいたずらしたり軽口叩くのもまあ好きだから、そういう明るいやつっぽい一面が社会に出ているときは出るだけなんだろうなと思った。あなたが見ている私は暗い湿った地面にたまたま今日咲いている花の部分、陰鬱な暗い部分も愛してくれや。とはいえ、ずっと暗くて皮肉屋をやることも苦痛で。両方受け止めてくれる人にもっと出会えたらいいのにな、ということを生涯通して思っているが、私は平均的には親切な人間なので、皆さんがそうしているように、その人に合った面だけを見せてあげているし、このブログでは私がカラオケでRIP SLYME歌って場を盛り上げたとかそういう話を書くことはない。

2026/07/24 地雷系の同僚

最近はよく眠れていない。夏だからなのか仕事への熱がそうさせるのか。ちょっと躁っぽいとも感じる。

最近、久々に友達だなと思える人ができた。うれしー。うれしくて、躁。一緒にプロダクトをつくってるAさん。仲良くなるのに1年かかった。本当に仲良くなれる人は1年くらいかかる。何となく、興味を惹かれるなとはずっと思いつつ、ドライそうだなーと思っていたし私ごときに興味持つことはないだろうと、私も今の職場で仲良い人を作る気もなかったからおずおずと接していた。

あ、実はこの人めちゃくちゃ愛のある人だ、と気付いてからは距離を詰めたくなった。彼が趣味で音楽をやっていると聞いたから、それをこっそり観に行ったときに心底嬉しそうに喜んでくれて、私がやったことに対してそんなに喜んでくれると思わなくて、なんだかこっちもすごく嬉しかったのだった。私はストレートに感情や愛を表現できる人が好きなので、より興味を強く引かれたのだった。

そのあと2週間くらいした後に彼が夢に出てきて、サシ飲みでたくさん喋る、という夢だったんだけど、会社でなんか夢の話になって、「xxさん夢に出てきたんですよねー」と別の同僚に言ったら、「xxさんのこと好きすぎだろ」と言われて、ぎくっとした。その時はじめて、あ、私は彼のこと好きなんだな、とはじめて気付いたのだった。アレキシサイミア。

だから、本当だったらスンと参加する飲み会で、あなたと仲良くなりたいんですという態度でぶつかってみたら、向こうも友愛としか言えない態度でアンサーをくれてめちゃくちゃ嬉しかった。フロムが言ってた愛ってこれだな、と思った。好奇心そのものであり、あなたはわたしであり、わたしはあなたであると。なんというか、表面的な「これを言えば喜ぶであろう」という言葉ではなく、「私はあなたのことをちゃんと見ていますよ」という言葉や眼差しをくれる。見抜かれている、この人の前では嘘を付けない、と思う。これができる人というのは、逃げずに人生の鍛錬をしている。ああ、私もこういう人でありたいし愛を与えられる人間でありたいと。

救い、と思った。本当に魂で会話したという感覚。夫以外にそれができる友達は新卒のとき以来だし、人生で4人目だ。私は愚かだからそんな大切にしたい友達を失ったり傷付けたりするし、というか友達ってどれくらいの距離で接したらいいかずっとわからないし、私の感情って迷惑ですか?あなたも私のこと好きですか?って言葉で確かめたくなってしまうメンヘラ。めちゃくちゃに遊びに誘ったりしたいし、もっといろんなことも話したい。PMやっててプレッシャーも半端ないから誰かに甘えたい、誰か私のことをわかって欲しい、っていう気持ちも無くはないからちょっと歳上の賢くて落ち着いた人に依存しているだけなのかなという不安もある。私はファザコンなので。でもそれでも彼はとても楽しい友達。

仕事がなあなあになっても嫌だし、私はこの人と死ぬまで友達でいたいと思ったので焦らないことにした。それでも、日々仕事でも救われるため、マジで私の隣に存在してくれてありがとうという激重感情が募り、精神が逆流して躁になっている気がする。きっと、これもバレている。人に渡すべき重さの感情ではないから渡してもいけないと思う。だからこうやって書いて、自分の抱える重量も減らす。私はこういうところでバランスを欠いた不器用で不気味な人間。それに気づくことも怖くて君に踏み込めなかったのかもね。

Our hyper lovely babe

しばらく前にPMをやっているプロダクトのリリースがあった。リリース前には「地獄が待っている、上手くいくわけがない」と一緒にやっていた先輩が言ってて、でも彼女は育休に入ったからリリースを見届けることができなかった。

他の人も、あんなよくわからないもの上手くいかないよ、と言っていた。なので、私もそうなのかもな、と思いながら、でもやるしかないんだから、と、引き裂かれる思いで開発を進めた。

その製品分野のエキスパートな、チームメイトのAさんがたくさん意見やアイデアをくれるので、開発的な制約とリリーススケジュールと、それぞれどうやってバランスを取るべきかと、すごく悩みながら、でも私はその人の願いを叶えたい、強い思いがあるはずだから、と食らいつき続けた。

そのお陰なのか、なんと、想定以上に上手くいっている。
めちゃくちゃにびっくりしている。
それは顧客をサポートするようなサービスだったが、顧客は所詮仕事でやっていることだし、助けは求めないから使わないだろう、と言うのが通説だったのだ。
ところがどっこい、顧客はめちゃくちゃ困っていたのだ。

まあ興味のない顧客の方が実際多い。
でも顧客が全員同じペルソナを持っているわけがないのだ。
なぜみんなそれに気づかなかったんだろう!

日々、ダッシュボード上で動く数字を見て、私が世の中に出したサービスでこれはきっと一番上手くいっているだろうし、間違いなく世の中を良くできるはずだという確信を得た。

もう、嬉しくて、プロダクトが可愛くて大切で仕方ない。
大なり小なりそういうことはあったとして、ここまで思えたのは10年働いてきて初めてかもしれない。

今日、振り返り会をしたら、Aさんが
「愛しいわが子。すくすく育ってほしい」と付箋に書いていて、ねえ!!私もそう思っていたんですが!!とちょっと泣きそうになった。

私はAさんがそう思ってくれていたことが本当に嬉しくて、プロダクトが上手くいくことも嬉しいんだけどチームメイトがそう言ってくれるのって本当にPM冥利に尽きるなあと思った。応援してくれる人ばかりじゃなかったし、Aさんはクールな印象だし仕事で会う人感がしばらく強かったから(よく考えたらお互い人見知りしてただけかも)、勝手に私が孤独を感じていたんだけど、静かに味方だった。みんなに「ほんと、入社後に大変なプロジェクト入れられて、かわいそうですよねー顧客の意識も低いし」と言われてもAさんと私だけは「だからこそやる価値がある」と言い続けていた。この人は本当に大事なパートナー、戦友かも。そう心から思えた人は久しぶりだから、絶対に大切にすると決意した。だし、この人や他のメンバーの評価を上げられるようにも頑張ろうと。

これからも会社に対して死ねよ・・・とか色々思うんだろうが、やっとやりたいことが出来ている。長かった、ここまで。そして、こうやって思えない時期が長いくらい、病気が本当に辛かった。入社して1年、ちゃんと転職を成功させられたと思うし、とにかく誠実にやって正解の選択にするのだ、という自分との約束を守れたのもちょっと誇らしい。