不安2015

ちょっと早いけど,師走なこともあってこの瞬間しか今年を振り返るチャンスがない。

今年を一文字で表すなら?と聞かれれたら安倍のように「そうですねえ・・・”不安”ですかねえ」と答える。クソレスが来る前に言うがこれは二文字だ。

果たして自分は就職できるのかと悩みながら2014年暮れから就職活動をして,案外あっさり一番行きたかった会社の内定を貰えたけど,貰えたら貰えたらでそれはそれは苦悩の連続だった。何せ今まで受験とか人生の転機がうまくいった試しないし,大学生活は苦学生そのものだったのに急にサイコーの知らせが舞い込んできたんだから,そりゃあ精神のバランスも崩れる。アンバランスなダンスを踊りながら抑圧していたネガティブ思考が破裂して高熱を出して寝込んだ。

東京で一人暮らしして還暦を超えた母親を一人で大阪に置いておくことへの不安,もしこの人が病気になったら私は大阪へ戻らなきゃいけないのか,それとも東京に連れてきて面倒を見るのか?住み慣れた土地から引き剥がすことは強い心的苦痛を与えるだけではないか。
それにしても自分は一人で生きていけるのか。大丈夫なのか。こんなにメンタルがよわい私が,堕落せずに人生を全うできるのか。そんな自信なんか無い。なぜ人は生きるのか?それはとっくに結論が出たはずじゃ無いのか?でもなぜ生きるのかわからない。死んだほうが楽だ。就職活動はあんなに夢に満ち溢れていたのに,ずっとそんなことばっかり考えていた。
誰かに相談したい,そんな気持ちもあったけど,
「就活終わった自慢ですか?」「気楽なもんだな」とかそんなこと言われそうで,怖くて誰にも言えなかった。

そして学生最後の夏,本来ならば無理してちょっと遠出なんかしたのかもしれないが,約2ヶ月あった夏休みはほとんど寝込んでいた。
バイト先の店長の件や,部屋の冷房が壊れているせいで熟睡できないストレスもあって,完全に頭がおかしくなっていた。
大学が始まって,授業に通ってるうちに,一進一退繰り返しながら徐々に良くはなっていったが,夏以降かなり調子を崩してしまった。

成人するまではもっと情緒不安定だったのであれに比べりゃマシ,と思いつつも思春期とか関係なくおれはメンヘラかよ,っていう自分への絶望が大きかった。
それを上手くこうやって文章に昇華することも出来ず,こんなこと書いたらまたフォロワーが減るとか,嫌われるとかそんな考えにがんじがらめになって,強迫観念で首を絞めながら苦し紛れのネタツイートと毒舌,まあ何も生まなかった。

とても少ない友人を失うからできる限りこんな暗い話と政治ツイートはやめようと思ってたけどやっぱまだ22の子供だから言わずにはいられない。
もっと今より暗い場所に居た時,こうやってひたすら文章を書いて読んでもらったり読んだりすることで前に進めた。

今年は出来るだけ明るい人になろうと思ってたけど私は生まれながらにして根暗,名倉はネプチューン,だからそういうところは受け入れて,そこから生まれるものを大事にしたいと思った。ただ明るいふりをしてるだけじゃこの世界に埋もれてしまう。ああ,おれは生きたいんだな。生きたいからこそ不安に負けそうで死にたくなる。

今までも不安だったしきっとこれからもずっと不安,けどいつも乗り越えた先は良いことがあるから負けずに生きたい。2016の抱負は「がんばるぞ」にしたい。

ひどいくらい暗い記事になってしまった(でも公開する,そのうち消す)ので2015年の明るい話はまた別の記事で書く。