歳をとった。最近は仕事が忙しく、辛く、特段感慨などないが……。
色々書きたいことはあるが、とにかく仕事が辛い。今までも辛いことはあったけど、何となく心のどこかで一過性であることは分かっていたし、じきに自分の能力が追いつくという瞬間があったから耐えられた。
今は、やれどもやれども追いつくことなく要求される水準がうなぎ登りに上がっていく。1年弱くらいこんな感じだろうか。経験したことのないものを、外国語でコミュニケーションを取りながらやる。はっきり言って辛い。私がやってきたのって、システム開発じゃなかったんだと。たどたどしい英語で何度もMTGを崩壊させ、ゴールに辿り着けないまま1時間を終える、というのを何度繰り返しただろうか。
「あれ、ちょっと出来るようになってきたか?」というのも束の間で、小休止している間に堆くタスクは積まれていく。
確かにこれは期待していた状況だ。ここまで”成長”できる会社ってそう無いだろう。慣れきった環境で同じことを繰り返し続ける恐怖よりはよっぽど自分のためになっている。しかし私は心身ともに貧弱なのだ。かなり疲れている。もう無理だなあと思いながら心を殺してやり過ごしている。何か新しいことが始まる度に「自分には出来そうもない」と感じ続けている。実際うまく出来ているとは思えないが、そこまで事故もなくやれている。でも今すぐ誰かが自分の代わりになれるかというとそういうわけでもないので、クビにもなっていない。そういう絶妙な状況。
飛び抜けて優秀な人と働いてみたい、という願いは叶って、自分の限界は今ここらへんにあるんだなということも気づけた。そういう意味では転職の目的はかなり果たせたんだが、思ってた2倍は辛い。
- 人の入れ替わりが多すぎ
- 母語で仕事できないのきつい
- その割には全然サポートがない、想像の1億倍ない
- 上司よりも営業の人とかから顔色悪いけど大丈夫?みたいな心配のDMが来る、おもろい
- 法人向けのサービスは個人向けと訳が違いすぎる
- 数字のプレッシャーがやばい
自分はプロジェクトマネジメント的なことをしているわけだが、そもそも母数が居ないので、この孤独を分かち合える人が少ない、というか分かち合ってる場合でもない、リモートなのでそもそも喋ることもほとんどない。IT業界のマネージャーは人に興味がなさすぎるのでものすごく相談がしづらい。自分のボスはかなり性格が悪くて、そういう弱音を吐ける関係性でもない。まあ彼女もプレッシャーの中で働いているうちにそうなってしまったんだろうと思うが……。私は別にそういう関係性でぐいぐい行けるかというとそういうことも無いので、Twitterに無理だーと書くことしかできない。
まあそこそこ元気な時に働いていればそのドライな状況も耐えられるけど、疲労で気持ちがウェットになっている時に諭してくれたりコーチングしてくれる人が居ればいいのにと思う。
そんなわけでIT業界疲れましたねーという気持ちになっています。でも他の業界の方が理不尽なことが多いだろうということも想像がつくし、無難にこんな感じで生きていくんだろうな。
こうやって疲れていると、社会性とか理性とかのコントロールが効かなくなって、感情的で感覚過敏な自分が出てくる。いかに無理して社会に適応しているか。社会の役に立つより貧しくても自分のために生きたいと思い始めてきた
