冗談抜きで48時間、ほぼほぼベッドの上で過ごした。朝ごはんは食べられなかった。年末からうっすら体調が悪いので、肉を食べなければとウーバーイーツでハンバーガーを注文して食べた。冷蔵庫には温めれば食べれるおかずがあったが、米を米櫃に移し替えて、水につけっぱなしの釜を洗って拭いて、米をセットして炊くことすら今の自分にはできなかった。
それでようやく少し元気になって、会社のことを考えていた。会社で摩耗しているが、考えた方が気が楽だと思ったから。
正社員で勤めた会社は2社目なので、あまり比較はできないが、人が活躍するのが難しすぎる。ここ数年入ってきた人間でこの会社で能力を発揮できる人は、特定のバックグラウンドを持つ人だけなのだが、それはかなり限られている。なのでうっすらと苦しみが充満している。新しい上司もそれだ。私は約3年勤めてやっと自由が利くようになってきた段階なのに、成果を急ぐ。それは当たり前だと思うが、ここで活躍できるのは税法に詳しいか英語が上手いか、検索が異常に上手いかのどれかなのだ。どれにも該当しない場合は残念ながら下積み生活を積む必要がある。にも関わらず、ある程度の期待値で入ってきた人間はバックグラウンドがどうであれ、アウトプットを要求されるのでみな潰れてしまう。期待値を下げに下げ、必死にならないことを選ぶのが勝ちルートである。
新しい上司はここ2ヶ月くらいこの現実にぶち当たっていて、端的に言えば何もうまくいっていないという状況に見える。だし、残念ながら一番重要なアウトプットも会社の文化に合っていないのでこれは評価されないだろうなあと思う。この会社では泥臭さよりもスマートさが評価されるのだ。
どうやったら上司に成果を上げさせられるかを考えているが、会社の文脈文化と本人の経験や能力が乖離しているのでなかなか難しいだろう。アンラーニングという言葉が流行るのも納得だ。私も説得が上手いタイプでもないから苦労するのだろうな。
経歴的に絶対この人は活躍できないだろうなと思っていた割に上手くやっているのだが、本人的には不自由な感覚なのだろうなと思う。
にしても上司がハマってない、かれこれ連続3人目なのだがどうにかならないだろうか。ここまでひどいと自分のせいなのかもしれないと思う。
