2025/05/06

連休中、何度かブログを書こうとしたが言葉が生まれず断念。そうこうしている間に私のGWが終わろうとしている。ちょうど昨年のGWはときめきメモリアルGSに夢中になっていたが、今年はハイキングしたり湖を自転車で一周するなどして、アホみたいにボードゲームのネット対戦に没頭していたら10日が過ぎた。

転職しようと決めてから新しい職場が決まるまでがおよそ3ヶ月、そして新しい職場に入るまでおよそ3ヶ月。中途半端な時間だけが与えられていて白とも黒とも切り分けられない曖昧な状況の下に置かれていて、妙に疲れる。おお、これが今現代で必要とされている不確実性耐性というやつか、という気持ちになる。私はわりかしデジタルな人間であるから、何かしら今起きていることや、置かれている状況に意味を見出して名前を付けたいし、見通しを立てて安心したいが、当然転職先のことなんてまだ見えないのでソワソワとした気持ちだけが残る。それから逃れるかのように毎日ゲームをする。

そもそも、今の職場は完璧に疲れてしまったなあと思う。労働時間以上に疲労した。もっと早く辞めれば良かったのかもしれない。最初から仕事は難しく、慣れてきたと思ったら急に英語で仕事しなきゃいけなくなり、少し馴染んできたと思ったら上司が何度も変わったり、パラシュート人事で仕組みを壊して新しい仕組みを作られたり…なんかこの愚痴を延々と言ってばかりな気がするが。

良いこともあった気がする。時間や場所の融通が効くので働きやすかった。みんな頭が良かった。無駄なルールがなかったので新しい仕組みやツールを入れやすかったのでストレスがなかった。サクサク物事を進められた時期もあった。会社負担で英語の勉強ができたし、いろいろな国の人と一緒に働くことができた。前の会社で出来なかった複雑なサービスを担当できた。

でも出来なかったこともいっぱいある。もっとアジャイルに物を作りたかったし、生のユーザーに会いに行くことと、もっと法律が絡むような仕事もしたかった。キャリアが自分の思い通りに進むことなんて無いのかもしれないね。

前の会社では結果を出していればチャンスが与えられたけど、今の会社では給料がちょっと上がるだけだったな。そういう意味では前の会社の方がマネジメントしているとも言えるのかもしれないな。

結果的には前の会社と、会社としてのレベルはそう変わらないのかもなと思った。逆に会社としての歴史や基盤というのがどれだけ価値のあるものなのかということがわかった気がする。キャリアとしてはそういう会社で働くことのメリットってあるんだろうな。先人たちの知恵というものがそこに蓄積されているから。IT企業なんてどこも結局どこも同じような感じかもしれないけど。

あとはなんだろうな、自分の中にあった正しさみたいなものが壊れたような気がする。それは良いことなのか悪いことなのかよくわからなくなっている。美しいものがいいとは限らない、正論が正しいとは限らない。最後の方は自分が納得できていないけどやるしかないことがあまりにも多くてつらかった。上司らもみんなめちゃくちゃででも進めるしかなくて、文句を言うエネルギーすらも奪われてしまった。ああやって進めたことが本当に正しかったのかどうか確認できないのは残念だな。

世の中に対してはちょっと諦めの気持ちがあって、世の中こんなもんかという気持ちもある。仕事が好きで仕事を主体に考えていたけど、次の職場もそんな感じだったら趣味を大事にした方がいいのかもな、とか。

明らかに今の直属の上司が口コミサイトに会社の評判を書いている。まあ書いてることは概ね間違っていないけど、あなたはうちの会社にあまり合っていない人間なのを気づいてほしい。あなたの性格や責任感のなさは褒められたものではないのではないでしょうか。大事な時期に長期間の旅行の日程を入れたりするあたりとか。