夏から新しい会社で働き始めて数ヶ月経った。
このままだと仕事が好きで楽しんでいる自分ではなくなる、と思い前の会社は辞めたが、もう遅かったようで、完全に燃え尽き症候群を引きずってしまっている。
まあ正直新しい会社は合っていない。社風が。前の会社が合いすぎていたというのもあるけど(変質してしまったが)。入社してすぐ、感覚的に合わないところに来てしまった、と感じ、それで今までのように情熱を持って好きなように働くというよりも、仕事だと割り切って、淡々とやろう、思ってしまった。社風もあるし、燃え尽き症候群になっているので、会社のために顧客のために世の中の為に、期待を超えて働こうという気持ちが一切無くなった。他人が経営している会社だし。好きで楽しくやっていても、頑張って成果を出しても、私という人間にフィードバックを与えるよりも、利用してやろうという気持ちの人間がたくさん居ること感じてしまい、それで傷付くのも嫌だなと。私が頑張るから周りが甘えるんだと思ったら、やるべきことを淡々とやって帰るのが会社のためなんだなとしか思えなくなった。
そういう気持ちなので、10年働いてきて、初めてくらいに仕事が嫌で仕方なくなって、日曜の夜は寝付けなくなってしまった。多分世間的にはこういう感情が普通なんだろうけど、そうじゃなかったから喪失感が強かった。
仕事を淡々としなければ楽しいのかもしれないし、残業も厭わずに何かを作り続ければ、そういう気持ちで無くなるのかもしれない。が、もう嫌、そんなに頑張りたくない、と思う。夢中になれない。やや抑うつなのかもしれない。スキルを付ければ、生き残ることができるし、良いものが作れるようになって、誰かに喜んでもらえる、とか思って頑張ろうと思っていたが、なんかもうそういうのもどうでもいい。くだらない。どうせ顧客がありがとうと言うことはない。それなら右往左往する外国人に道を教えたり、六本木の駅階段でベビーカーを上まで持って行ってあげるほうがよっぽど感謝されるし、仕事で感謝されようという気持ちがまるで無くなった。
どうせ何をしていても辛いし苦しいんだなと3社行ってよくわかった。問題のない組織はないし、顧客はバカでうるさいし、チームメイトや上司は自分のことしか考えていない。非合理的で、理不尽で、過剰にサービスをしたかと思えば、手抜きとしか思えないその場しのぎの設計やオペレーションを作る。自分も、どういう職種をやっていても面白い仕事もあるし嫌いでしかないものもある。面白い仕事が嫌な時さえある。まあ、だからどれだけ頑張らずに楽にやれるか、勝手に仕事が進むようになるか考えなきゃいけないなと思った。自動的に会社に行って自動的に手が動いて自動的に退勤できるか。それを考えるのは面白いけど、企画開発職ってそれで上手く行くのかわからない。会社の人間関係にも期待せず、外のコミュニティで楽しく過ごす。もう、それでいい。通勤中に揺れる木々を見てそれで幸せだと思いましょう。
本当は、1年くらい無職をやって、その後の人生を考え直したい気持ちもある。頑張りたいと全く思えないから。
どうせ無職をやってもぼんやり過ごすだけで、何も得るものがないむしろ焦りしかないんだろうと思うので、仕方なく働いているし、やりたいことがこれといってあるわけでもない。母親も爺さんも働かないということに関しては才能を発揮していたので、無職になって輝ける自信も結構あるものの。
転職先を決めるとき、ピンと来ないけどやってみたいことや、機会やスキルを考えると、ここしかないなと半ば消去法的に決めて、というか行きたかった会社は落ちた、今回の転職はチャレンジだから失敗してもまあ良いやと思ったんだけど、60点くらいだったかな。ある意味仮説通りで、勉強になった。
仕事は勉強になっているし新しい経験もできている。全くアウトプットができていないわけでもない。今は嫌で嫌で仕方ないが。どうせ嫌なのは今だけであと1年もしたら面白くなっているかもしれないし、無能判定を受けて辞めているかもしれないけど、10年働いてようやく経験や続けることの重みを理解したから、とにかく最低レベルでもいいし無能と思われても良いからとにかく続けようと思っている。今のところは。1日1つでも気付きがあって1円でも売り上げを作れたら一旦良いことにする。
今まではとにかく過剰適応の気があって、苦痛や存在価値の不安をアドレナリンで誤魔化していたのだけど、それができなくなってしまったので、こうするしかない。
このまま潰れてぼろ雑巾みたいになる人生も面白いのかもしれない。
