Our hyper lovely babe

しばらく前にPMをやっているプロダクトのリリースがあった。リリース前には「地獄が待っている、上手くいくわけがない」と一緒にやっていた先輩が言ってて、でも彼女は育休に入ったからリリースを見届けることができなかった。

他の人も、あんなよくわからないもの上手くいかないよ、と言っていた。なので、私もそうなのかもな、と思いながら、でもやるしかないんだから、と、引き裂かれる思いで開発を進めた。

その製品分野のエキスパートな、チームメイトのAさんがたくさん意見やアイデアをくれるので、開発的な制約とリリーススケジュールと、それぞれどうやってバランスを取るべきかと、すごく悩みながら、でも私はその人の願いを叶えたい、強い思いがあるはずだから、と食らいつき続けた。

そのお陰なのか、なんと、想定以上に上手くいっている。
めちゃくちゃにびっくりしている。
それは顧客をサポートするようなサービスだったが、顧客は所詮仕事でやっていることだし、助けは求めないから使わないだろう、と言うのが通説だったのだ。
ところがどっこい、顧客はめちゃくちゃ困っていたのだ。

まあ興味のない顧客の方が実際多い。
でも顧客が全員同じペルソナを持っているわけがないのだ。
なぜみんなそれに気づかなかったんだろう!

日々、ダッシュボード上で動く数字を見て、私が世の中に出したサービスでこれはきっと一番上手くいっているだろうし、間違いなく世の中を良くできるはずだという確信を得た。

もう、嬉しくて、プロダクトが可愛くて大切で仕方ない。
大なり小なりそういうことはあったとして、ここまで思えたのは10年働いてきて初めてかもしれない。

今日、振り返り会をしたら、Aさんが
「愛しいわが子。すくすく育ってほしい」と付箋に書いていて、ねえ!!私もそう思っていたんですが!!とちょっと泣きそうになった。

私はAさんがそう思ってくれていたことが本当に嬉しくて、プロダクトが上手くいくことも嬉しいんだけどチームメイトがそう言ってくれるのって本当にPM冥利に尽きるなあと思った。応援してくれる人ばかりじゃなかったし、Aさんはクールな印象だし仕事で会う人感がしばらく強かったから(よく考えたらお互い人見知りしてただけかも)、勝手に私が孤独を感じていたんだけど、静かに味方だった。みんなに「ほんと、入社後に大変なプロジェクト入れられて、かわいそうですよねー顧客の意識も低いし」と言われてもAさんと私だけは「だからこそやる価値がある」と言い続けていた。この人は本当に大事なパートナー、戦友かも。そう心から思えた人は久しぶりだから、絶対に大切にすると決意した。だし、この人や他のメンバーの評価を上げられるようにも頑張ろうと。

これからも会社に対して死ねよ・・・とか色々思うんだろうが、やっとやりたいことが出来ている。長かった、ここまで。そして、こうやって思えない時期が長いくらい、病気が本当に辛かった。入社して1年、ちゃんと転職を成功させられたと思うし、とにかく誠実にやって正解の選択にするのだ、という自分との約束を守れたのもちょっと誇らしい。