カステラ

デパ地下でバイトをしている。

日雇い労働にこりごりした私は、時給が良いことと「なんかマナーとかコミュニケーション能力とかちゃんと身につきそうだし」という理由だけでデパ地下で働き始めた。なんだかんだと言いながら2年半も続けている。

デパートという場所柄、居酒屋なんかと違って酔っ払ってる人もいないし、上品な方がお越しになるので、そんな頻繁には変なお客様には絡まれない。
たまに「更年期障害かな?」みたいなおばさんや「仕事で嫌なことがあったんだろうな」みたいなサラリーマンに対し「口に手ェ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろか〜〜〜!!!」と思うことはあるけれど。
基本的には、良いお客様や、優しい人たちと天然な店長に囲まれながら楽しく働いている。

そんな私のアルバイト生活の中で忘れられないお客様がいる。
お客様とか書くの、キャラじゃないしアホくさいんで以下から客って書きますね。

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ビールの上にスパゲティ乗せるバイト

ペットフード検品に心を蝕まれた私は(一つ前の記事)、派遣会社に「もうあそこは無理です、他のところにしてください」と懇願した。
断り下手な私が思わず語気を荒げた。

「ではですね、S川さん桜島駅はご存知ですか?」
「USJの隣の駅ですよね」
「そうです、そちらの工場に行って頂いてもいいですか?交通費500円出すので」
「わかりました!」

ちなみにうちから桜島は往復で1000円位するので普通に足りないのだが、当時困窮してた私は「どこでも行くから働かせてくれ〜」と思っていたので、二つ返事で承諾した。

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ペットフード検品のバイト

大学1年の夏休み、長期のバイトを探しながら食いつなぐために日雇いのバイトをしていた。

夕方くらいになると派遣会社から「明日なんですけどぉー、ピッキングのお仕事大丈夫ですかぁ?」と電話がかかってくる。
ピッキングっていうのは倉庫で指定された品物を集めてダンボールに詰めていく仕事で、決して住居に不法侵入するアレではない。
女性はそういった感じの単純軽作業に回されることが多い。顔が良いとスポーツチームの物販に回されるんだが、笑顔がお笑い芸人のバービーに似ている私の行く先は工場や倉庫しかなかった。
その、単純軽作業が死ぬほどつまらない。永遠にこの時間が続くんじゃないか、という気がする。地獄っぽさがある。時間を蔑ろにしていた人が落ちる地獄。

自分のペースでさっさと仕事ができる職場だとまだ良い。最悪なのはベルトコンベアタイプの仕事。機械に自分が合わせていかないといけない。
私の人生で最も辛かったバイト第一位、「ペットフード検品」もベルトコンベアでの仕事だった。

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GDで落ちた話

先日、選考でグループディスカッションをさせられて落ちた。
そこは筆記試験も受けさせられるんだけど、手応えはあったのでそれで落ちたとは考えにくい、すごくいい成績だとは思わないけど。
グループディスカッションの時間が半分経過したくらいで「あー全員落ちた、少なくともこいつとこいつと私は落ちた」と思ってたので、なぜ落ちた?みたいな不安は一切無い、むしろ「やっぱりこういうときは落ちるよね」みたいな感じ。ホッとした。

大学の就活対策の授業で、GDは何度かやらされていて、他のセミナーでも何度かやっている、という状況。今思えばグループディスカッション能力を鍛える系の本とか読んで参考にすれば良かった。
正直、あまり得意じゃないけど、一緒にいる人がズレずに会話できる人ならちゃんとできるかなーって感じ。
ほんで、今回のグループはみんな頭のよろしい属性をお持ちで、話がズレることはなさそうだな、というところでホッとする。
でも始まってみたらすごかった。今まではちょっとおバカな人が変な話に持って行ったり、ズレたことを言い出す人がいてそれに巻き込まれることはあったんだけど、「人に話を振らない」みたいな人は居なかった。
人の話を聞こうとしない人ばっかりだったんですよ。すごい勢いで自分の意見をワーって言って、それに対し、ワーって感じ。
私も意見あるから喋らせてくれよ!って思ってるんだけど、遮られたり、「時間ないから次行きます」みたいな。しゃべれねーよ。だっておれ、控えめだし。「それ、おかしいだろ」って初対面の人に言ったりできない。
緊張してるからなおさら「こういうもんなの・・・?」ってなってしまった。
おれみたいな人がもう一人いて、その子もうつむいてたから「**さんはさっきこう言ってたけど、今の話聞いて変わりました?」っていうのが唯一のまともと言える発言。そのとき人事の手も動いたから「やっとおれの評価上がった」って感じ。

そして完全に飲まれるがまま。おれの意見は聞きたくないっすか。そうっすか。だってお前ら高学歴だし、ばりばり理系だもんな。学部の文系のクソガキの話なんか聞きたくないよな。はい、全員落ちた。ここ全員落ちた。最後に言わせろ、GDはディベートじゃないぞ。
そんな感じで終わった。実際不合格のメールが来た。

まとめや、話の論理性とかっていうのはちゃんとしてた。グループが発言しまくりの3人だけだったら最高だっただろうね。
けど他のメンバー完全に置いてけぼりだったし。
それを「ちょっと待て!」って言えなかった私も負けだし、もっとガツガツいけなかった自分もダメ。でもそういう性格じゃないんだよな、急にガツガツなんかできない。
でももし、筆記試験で、ずば抜けた点数取ってたら通過してたかもしれない。頭もそんなで、バイタリティもそこまでみたいな人別に欲しくないか。マジでご縁なかったな。

自分と勉強にまつわるエトセトラ

大学入学当初はそれこそ学者になろうと思っていて、自分が良い研究やレポートを出せば世間や国が注目してくれて世界を変えてくれるって思ってたけど
そんなことないわ、って公共政策論受けて思った。
大学で勉強して得たことはこれだな、日本人のアパシーを変えなければ国は変わらない。ってこと。
から、公務員になるか民間にいくかで迷って、公務員はそれこそ国民や市民が変わってくれないとどうにか出来なかったり、楽したいからって公務員になりたいって人がたくさんいる限り、自分がやりたい仕事はできないだろうなあって思った。
民間はそれこそ自分の会社が儲かって、倫理的に違反していなければいいって部分があるなあ、って思ってる。日本人は政策リテラシーないから自分が良い政策作ったり税制変えれたりしても、上手く機能しないんじゃないか、ってなるけど、それが政策じゃなくて良いサービスや良いシステムや良い商品だったらうまいこと取り入れてくれるのでは、という期待がある。公務員になるよりはこっちの方が希望がある。
それで日本人のリテラシーの部分を変えることができる可能性や、自分が大学で勉強している労働の問題どうにかしたい、って思ったらITが一番可能性があって、そのIT業界の中だったらwebサービスとクラウド両方やってるところが一番いいなあって思う。